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秋の代表的な星座【第9回】(全10回)

2024.09.24

水を飲む魚とみなみのうお座

【みなみのうお座】

みなみのうお座は、古代バビロニアの伝説に由来するといわれています。「偉大なるもの」という意味の「グラ」というものが持つ壺から流れている水につながって、みなみのうお座があると、古代バビロニアの人々は考えていました。

古代ローマの文献には、「みずがめ座から流れる水を飲み込んでいる魚」という記述もあります。

17世紀頃の文献では、この星座は「つる座」の頭部分を構成する星座ともされていました。

みなみのうお座の神話は、シリアに伝わっていました。豊穣の女神デルケトが、湖に落ちたとき、大きな魚が彼女を助けました。デルケトは感謝を込めて、この魚を『みなみのうお座』として天に名を記したと言われています。

また、この星座に含まれる明るい星は、日本の各地で色々な名称で呼ばれています。例えば静岡県では「ヒトツボッサン(ひとつ星さん)」、または「フナボシ(船星)」、京都では「ヤハタホシ(矢畑星)」、新潟県の佐渡では「ワボシ(和星)」など、各地で様々な呼び名があります。

《続く》

カテゴリー:星座 秋の星座

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